2002年9月21日（土） 韓国〜1人旅〜
|
|
天気(曇) 最高気温-℃ 最低気温-℃ 湿度-％
|
◆ホテル出発(7:00)→会賢駅（南山公園のソウルタワー・安重根義士記念館）→明洞→ロッテ百貨店（免税店）→キムチ店→仁川空港(13:10)→成田空港(17:45)→自宅(21:00)
◆今日も朝から...
5:30起床。いろいろスーツケースに詰め込み、いつでも帰れる状態にしたあと市内散策に出発(7:00)。旧盆のため市内は閑散としていた。まずソウル駅に向かう。ソウル駅は韓国最大規模の駅。東側の赤レンガ造りの駅舎は日本統治時代に建設されたもので設計者は東京駅と同じ辰野金吾である。写真を撮ったあと会賢（ホェヒョン）に向かう。南大門市場の入り口である。市場に行くのが目的ではなく、少し南にある南山公園に行くのが目的である。200段近い階段を上ったあと安重根義士記念館に到着した。ソウルの朝は気持ちいいぐらい涼しいが、私はついつい階段を走ってしまい、階段を上りきった頃には汗だくになっていた。せっかく苦労して上ったのであったが、安重根義士記念館は臨時休業。しかも今日から3日間である。ガイドブックには年中無休とあるのに今日に限って臨時休業。旧盆だからしょうがないかと思い、今度はソウルタワーに上ることにした(9:00すぎ)。とにかく今日は午前中しか観光できないので急ぎ足で南山のふもとロープウェイ（現地の人はケーブルカーという）乗り場まで行く。しかし係員に始発は10:00からだと言われ、時間まで待ってタワーに上って見学となると1時間くらいは見込まなければならずスケジュールがかなり押してしまうのであきらめる。そのまま明洞（ミョンドン）の街を歩き、乙支路入口（ウルチロイック）のロッテ免税店に行く。私はおみやげを買っていなかったのだ。あまり免税店みたいなところでおみやげを買うのはどうかと思うが旧盆でやっている店は街中では免税店のみである。市内の99％の店が休みである。ケンタッキーもダンキンドーナッツもやっていない。こんなことなら2日目か3日目におみやげを買う時間をつくっておけば良かったと思った。旧盆といっても日本のお盆の感覚とは違う。あとで現地のガイドに聞いた話であるが、韓国では旧正月と旧盆は同じくらいの重きがあるらしい。しかし今回はとにかく時間のない忙しい旅だった。太陽が出ているうちに観光を、夜はソウル市内の散策をといった感じで休む間も惜しんで歩いたくらいだった。10:45地下鉄でホテルに向かう。コンビニでお菓子、インスタント食品、お弁当、ファッション雑誌など購入してホテルの自分の部屋に戻る。軽く食べてからフロントにてチェックアウト。すでにガイドが迎えに来てくれていた。
◆秋桜の咲く頃...
ガイドは若くてきれいな女性だった。たどたどしい日本語が印象的でかわいらしく思えた。2人向かい合わせの席だったので空港までの約1時間ずっと話をした。思えば韓国の女性と話したのはこれが初めてだった。とにかく知りたいことは何でも聞いてみた。いろいろ話をしているうちに彼女の弟が私と同じ年だということも分かった。今は軍隊に行っているようで何とも複雑な気持ちになった。私はのんびり1人で異国の地を旅しているのに彼は軍隊で厳しい訓練を受けている。ガイドは「（私が）日本で生まれて運が良かったんですね」と言う。確かにそうだ。私は運が良かったと思う。空港が近くなった頃、女性は道路沿いに咲く赤い花を見て、「秋に咲く花って、日本語で何と言うのですか？」と尋ねられた。「コスモスです」…すると女性は「日本語でも『コスモス』って言うのですか」と言った。「秋の桜って書くんですよ」...。そうか...秋桜の季節か...。
私の旅はこうして終わったのだった。
|