2003年9月24日(月) ソウルの旅
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天気(曇) 最高気温℃ 最低気温℃ 湿度%
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●9:30自宅出発→12:00新東京国際空港到着<大韓航空KE704便14:55出発→17:20到着>→18:00仁川国際空港到着→19:30ホテル→東大門市場→ホテル◎昼食は機内食、夕食は東大門市場の屋台
◆ソウルの旅 1年ぶりにソウルを旅することになった。正確にいうと1年と1週間ぶりになる。前回はハングルもまともに読めない状況での旅だったが今回は違う。ハングルはだいたい読めるし、分からなくてもおおよその内容は検討がつく。どんな状況になっても何とか切り抜けられるという根拠のない自信だけはある。今回は1年間韓国語を学んできた成果が試される機会でもあり、観光以上に現地の人との交流が楽しみだ。前回行けなかったところに加え、もう一度行ってみたいところも行く予定である。さらに今回は強力な助っ人として英語ペラペラの後輩Fと一緒に行くことになった。さて、いったいどのような旅になるのだろうか?
◆仁川国際空港へ~ソウルの旅のはじまり~ 正午、新東京国際空港。空は雲一面に覆われていて少し雨がぱらついていた。搭乗まで2時間以上も時間が余ってしまい、軽い昼食をとりながら空港のロビーから外の景色を見ていた。展望室に出てみる。目の前を飛行機が飛んでいく。そして飛行機はすぐに雲の中に入って消えてしまうのだ。15:15私たちを乗せた飛行機は雲を突き抜け太陽が照りつけた。ソウルの旅のはじまりだ。
◆空港からホテル 仁川国際空港に到着すると、現地係員とともにホテルまで案内してもらう。空港のまわりは景色がよい。夕焼けがきれいだった。空港からホテルまではおよそ1時間半かかった。ソウル市内は夕方になると車が混む。特に反対車線、つまり江南から仁川国際空港側はひどく渋滞する。私たちが走っていた車線も空港から50分くらいたったところから道が混み始めた。韓国では小さな屋台が高速道路や一般道の路肩にできる。渋滞を利用した商売だ。道は混んでいても少しずつ前に動いているのでテイクアウト方式であろう。このような光景は日本ではありえない。韓国ならではの光景である。ホテルには19:30頃着いた。ホテルは<HOTEL
RIVERSIDE>で、新沙駅から約3分くらいの場所にあるホテルである。ここはガイドブックに紹介されていない。その理由はたぶん11・12階にヤクザが経営するキャバクラがあるからだろう。これは後から分かったことであるが。しかしヤクザが一般の外国人旅行客には手を出すことは考えられないし、万が一そんなことがあったら韓国では社会問題に、日本との間では国際問題にもなるので私たちは心配する必要もなかった。ホテルの部屋はかなり広く、きれいで、冷蔵庫やテレビもあり何一つ不自由しないところだった。旅行代理店からは超格安プランなのでホテルは期待しないでほしいと言われていたが、まったく問題はなさそうだ。私たちは部屋に荷物を置いてからすぐに出かけることにした。
◆韓国語スタート(한국아 스타트) ホテルを出る前に、後輩Fは韓国の友人に連絡をしたいと言っていたので、公衆電話からすることにした。後輩Fは6月末から7月末までの1ヶ月間米国に短期留学をしていた。そこで知り合った韓国人が本国に戻っているらしく、そこで私たちが日本を出る前に滞在期間中に会う約束をした。お互い会うのは3日目の金曜日であるが、確認の連絡を入れたかったらしい。公衆電話をかける。かけ方は日本と同じなのであるが、なかなか使えない。そこで私がホテルのフロント従業員に聞いてみた(じつはその前に近くにいたおばさんに聞いたのであるが中国人だった)。思えばこれが最初の韓国語だった。「電話をかけたいのですが、どうやってかければいいのですか?」(国際電話だと間違えられたので)「韓国の友人に連絡を取りたいのですが...」なかなか出だしは好調である。もちろん電話は後輩Fが英語でしゃべる。さすがTOEIC700点台だ。英語は彼にまかせるしかない。
◆東大門市場 時間が20時を過ぎていたので、とりあえず食べることも兼ねて市内に出ることにした。屋台で食べる。これは前から2人で決めていたことだ。屋台なら明洞や南大門市場などに出ればどこにでもあるが、夜遅かったこともあり初日に行くのはもったいなく感じたので東大門市場に行くことにした。ここはデパートやアクセサリーを売る屋台がずらりと並ぶにぎやかな街である。デパートの下には仮設ステージがあり、毎日イベントが行われている。立ち見客が多く、人が往来できないくらい混雑する。私たちはおなかが空いていたこともあり屋台で食べることにした。鶏肉のあんかけ2人分、トッポッキ(떡볶기)、おでん(오뎅)とビール2本を頼む。W16000。値段は高いが量が多い。鶏肉のあんかけは日本でもよくある食べ物だ。トッポッキは外見はソーセージみたいなものであるが、味は表現のしようもないくらいまずいものである。もし無理やりたとえるなら<病院で検査の前に出される固形物、検査薬>とでもいえようか。日本人はあまり好まない食べ物である。それからものすごく辛い。韓国の女性はよく食べるらしいが、味覚を疑いたくなるような食べ物だ。それからおでんは日本のようなものでなく、ワンタンようなスープの中につみれのようなものが入ったものだ。これはものすごくおいしい。トッポッキを残すわけにはいかずビールと一緒に飲み込みながら食べる。屋台を出た後はデパートに入る。基本的にデパートは朝10時頃から明朝5時までやっていてかなり便利なところである。ソウルの街は眠らない。売り場は屋台を思わせるような形で小さな店が並んでいて、通路に向かって店員が立っている。客が通路を歩くといつでも話しかけてくるのだ。これはある程度慣れていないと大変かもしれない。値段は卸売りということもあって破格だ。Tシャツは1枚₩3000(日本円で¥300)である。しかしよく見て買う必要がある。デパート散策もなかなかおもしろい。よく見れば、向かい側通しでしゃべっている店員がいれば、その隣で電話をしたままの店員もいる。店員がいないのか?という店があるかと思うと、じつは棚の下に隠れて黙々と食べていたりしていて、フロアを回るだけでもなかなかおもしろい。何件かデパートを見た後、東大門(正式名称は興仁之門フンインジムン)に行く。23:30ソウルの街は眠らないが地下鉄はそろそろ終電になる時間だ。タクシーは深夜料金になるので地下鉄が終電になる前に引き返そう。今日はここまで。ホテルに向かう。0:00ホテル到着。疲労困憊。1日目からずいぶん歩いたようだ。 |