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2004年3月29日(日) 韓国の旅

天気(快晴)  最高気温℃ 最低気温℃ 湿度%

●自宅出発→8:50東京国際空港国際線ターミナル到着<日本航空JL8831便11:00出発→13:00到着>→13:00金浦空港到着→14:30ホテル→景福宮→ホテル◎昼食は機内食、夕食は食堂・屋台

◆旅日記の前に
「ソウルの旅」と題して今まで連載してきた記事も今回でシリーズ3回目になる。今回はソウル以外にも慶州、釜山と回ったので「韓国の旅」と題して拡大版で旅日記を掲載したい。今回の企画そのものは私の高校時代の恩師である武井先生からお話をいただいた。取材旅行も兼ねて随行する形で参加させていただいた。旅中は先生からかなり多くの貴重なお話を伺うことができたので、その話は後ほど紹介したいと思う。 

◆韓国の旅
今回の旅行で韓国は3回目となる。前回の渡韓から半年。韓国に対する思いは募るばかりだ。知れば知るほど探求心が湧いてくる。人々の生活、文化、歴史、考え方など異国の文化を通して、日本を、世界を見るというのもかなり興味深いことだ。幸いにして2003年、日本でも韓国ブームに火がついた。2004年に入った現在はまさにブームの真っ只中にあるといえよう。おそらく10年前は全く想像もできなかったことであろう。韓国ドラマ・K-POPが日本に輸入されて、韓国語がごくふつうの外国語として認識されつつあるようだ。私が韓国語を勉強始めた当初は、周囲からよく「なぜ韓国語など勉強するのか」と言われたものだ。しかし、今同じような質問を聞かれたとしても「なぜ韓国語を勉強するのか」と質問されるようになった。「など」や「なんか」と、「を」という助詞の用いられ方には大きな違いがある。どういう意味が含まれているのだろうか。そこには意味のない外国語という認識があったのだろうか?周りを取り巻く環境が徐々に変化し続けている。日本では関心の薄かった韓国であるが、今は書店に行けば韓国のエンターテイメントに関する雑誌や語学教材が山積みになっていたりする。インターネットでは連日、放送された韓国ドラマの感想がびっしり綴られているし、中には韓国のロケ地や俳優を訪ねて行く人もいる。いつでも韓国の情報を手にすることができ、韓国に行きたいと思ったら少しの予算で気軽に行くことができる。きっかけは何であろうと、お互いの文化を理解し合えるようになるのが一番大切だ。

※中華文化圏では早くに「韓流」(韓国ブームの呼び名)が社会現象として巻き起こっていた。

◆東京国際空港(羽田空港)~韓国の旅のはじまり~
2003年11月東京・羽田空港-韓国・金浦空港のチャーター便が1日数本出ることになった。今回は先生の要望で羽田空港からソウルに飛び立つことになった。羽田は東京圏の人にとってはかなり便利な空港だ。そして金浦空港もソウル市内なのでこちらも便利だ。私は金浦空港は初めてだった。羽田空港に到着すると国内線ターミナル(通常のターミナル)から国際線ターミナルに無料運行バスで移動。先生と待ち合わせをする。9:00すぎ先生とご一緒する。チェックインをして、出国審査を受け、ロビーで2時間ほど時間をつぶす。国際線ターミナルはかなり小さい。ロビーの前には飛行機が2機あった。羽田空港は免税店などもあるが規模はそれほど大きくない。1時間半くらいロビーで待った後、飛行機は空へと舞い上がった。

◆金浦空港
ソウル上空は雲で覆われていた。ソウル市内の天気は曇。窓の外はあまり見えないが、着陸寸前に市内が見えた。金浦空港はソウル市内ではあるが周りは何もない。農地ばかりだ。畑を越えて、川を越えて着陸する。これには地形上の理由や風水の関係もある。金浦空港は古くて歴史のある空港であるが、国際線ターミナル付近は割ときれいだ。この空港は仁川国際空港ができるまで国際線・国際線兼用の空港だった。飛行機を降り、入国審査を受けて荷物を持ってから空港の外に出る。この空港の最寄り駅は地下鉄1号線の金浦空港駅だが、実際には空港から駅までかなり距離があるため移動に時間がかかる。ホテルは同じ1号線の麻浦駅の近くにあるのだが、麻浦駅は漢江がある関係上、かなり深いところに駅がある。出口までかなり時間がかかる。タクシーで移動。ホテルのある麻浦までおよそ50分くらい。仁川上陸戦の場所などが見えた。

◆空港からホテル

◆景福宮

◆0:00ホテル到着。疲労困憊。1日目からずいぶん歩いたようだ。

◆カササギ(鵲)
香遠亭の前でカササギに出くわした。韓国ではごく普通に街のあちらこちらで見かける鳥だ。今回の旅でもかなり見かけた。日本に生息しているカササギは17世紀に輸入されたもので(学説による)、日本名カササギは韓国・慶尚南北道の方言「カンチェギ」に由来する。日本では佐賀平野を中心に北九州に生息し、天然記念物にもなっている。スズメ目カラス科。


    
 光化門2002年9月19日撮影

    
 弘礼門

    
   勤政殿

     
   勤政殿の中の様子

     
   勤政殿の軒下(韓国の特色ある色彩)

     
   慶会楼(10000ウォン札の絵にもなっている)

    
   香遠亭

     
    
カササギ(日本には17世紀に朝鮮半島から輸入された)