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◆研究ノート 2004年9月11日


内容

補助プリントP3(文法:아/어지다を含む)

◆잘と아주のちがい
ともによく似た副詞であるが,明確な使い分けがある。잘は「上手に,立派に」の意味を持ち,直接 動詞にかかるが,아주や너무は「とても,大変,すごく」の意味で形容詞にかかって使われることが多い。例)「너무 좋아요」「아주 좋아요」「잘 부탁하다」「잘 하다」「잘 있다」など。

◆2つパッチムの発音
「밝게」は実際には「발께」と発音する。つまり「ㄱ」と「ㄱ」がお互い引き合ってこのような発音になる(「ㄱ」の時のみ「ㄲ」になる)。それに対し,「밝지 않다」は「박지 안다」と発音する。

◆短靴(たんか,たんぐつ)
「단화」。足のくるぶしから下しか入らない,浅い靴(反:長靴)
cf.軍靴(軍人用の靴),製靴(靴を製造すること)

◆려면(…したければetc)
「려고 하면」の縮約形。意味は「…しようとすれば,…したければ,…するには」。

◆外来語とその表記
外来語の表記にはある一定の法則がある。「パーマ(perma;permanentの略)」は「퍼머」と表記する。これは次の法則があるからだ。ただし例外もある。これがすべてでないことも理解したい。

英語

ハングル表記

「er」

perma(머)

「a(あいまいなア)」

perma(퍼

「a(ア)」

supermarket(슈퍼켓)

「a(アとエの中間)」

fan(팬)fax(팩스)

◆동그랗다と동글다
「동그랗다(まるい,まんまるい)」と「동글다(まるい,円形だ)」はいずれも形容詞で同じ意味であるが,活用が違うので注意したい。

ハングル

備考

活用(現在連体形,過去連体形,連用形)

동그랗다

形ㅎ変

동그란동그랗던,동그래서

동글다

ㄹ語幹

동근동글던,동글어

※동글다は「동그라하다」が「동그라다」→「동그다(※ㄹが前に移動)」→「동글다」となった。

形容詞のㅎ変則活用は,もともとの原形「-하다」が変化して活用が生まれたという背景がある。たとえば, 「빨갛다(赤い)」はもともとは「빨가하다」で,現在連体形は「빨가한」だった。これが変化し,最終的に現在連体形は「빨간」に落ち着いたわけである。

◆文と文をつなぐ로(~で)
(으)로は前後の主語が同じで,前半の内容にさらに付け加える時(文A+α<文A'>)に使う。よく似た役割を持つものに「고」はあるが,これは事実を羅列する時(文A+文B)に使う。

태권도는 올램픽 경기의 하나로 한국의 대표적인 운동입니다.
(テコンドーはオリンピック競技の1つで,韓国の代表的な運動です)

요코하마는 인구 300만 명으로 오사카보다 큰 도시입니다.
(横浜市は,人口300万人で,大阪市より大きい都市です)