前回 | 次回 |  [一覧]

◆研究ノート 2004年6月19日


◆「今日のものです」(新聞記事など)
ハングルで書くと「어제 것이에요」か「어제 거예요」になる。 어제 거の発音は[어제 꺼]である。他に以下のように使える。「今日のものです」 「오늘 거예요」「私のものです」 「내 거예요」など。거예요の形は未来形でなじみ深いが,念のため거예요シリーズをいくつか例を挙げてみたい。

[過去]来たのです

온 거예요

[現在]来るんです

오는 거예요

[未来]来るつもりです

올 거예요

[過去]買ったのです

산 거예요

[未来]行くつもりです

걸 거예요

◆「19課している間に時間がなくなって途中で終わりました。」
19과 하다가 시간이 없어서 도중에서 끝났습니다. 前回の「(途中で)良かったり悪かったりします」の意味の「좋다가 말다가 해요」(※말다가はマルダガと発音する)の応用表現。「다가」は「…しかけて,…しながら,…する途中で」の意味が含まれる。

◆~して来る,~して見る
こういう場合,「(動詞の連用形)+(来る・見るetc)」と書く。以下がその例。この時に注意が1点必要で,「~して」の表現では「-고」は使えない。すべて「-아」「-어」の形になる。ちなみに「買ってきて下さい」だと「사 와 주세요」になり,連用形が2つ続くことになる。

買って来る

사 오다

もらって来る

받아 오다

勉強して来る

공부해 오다

行ってみる

가 보다

食べてみる

먹어 보다

使ってみる

써 보다

◆私がガラスを買いに行きますから...
제가 유리를 살 테니까 이미숙 씨는 나머지를 다 청소하세요.(私がガラスを買いに行きますからイ・ミスクさんは残りを全部掃除して下さい。)残りは「나머지」の代わりに「남은 것」(残ったもの)でも良いし,または,後ろの「를」が「을」に変わるが「다른 일」(他のこと)でも良い。

◆유리
ガラス。[琉璃]の漢字語。古語で現在,日本語では瑠璃と書く。

◆「そこはみんなが行ってみたいところなんですか?」
この手の表現は要注意だ。日本語をそのまま韓国語にしてはならない。以下,正解と不正解を示しながら説明したい。
1.(×)그것은 모든 사람들이 가고 싶은 곳 인가요? 
2.(○)그것은 모든 사람들이 가고 싶어하는 곳 인가요?
1と2の違いは1人称か2人称かということにある。1人称の肯定文にする場合(1人称の疑問文は自問自答になってしまう)は「(自分が)行ってみたいところなんです」ということで1が正解だが,文章の主語が2人称・3人称の場合は補助動詞「싶어하다」を使って「-고 싶어하다」という形で相手の願望(訳:…したがる)を表す。

◆~のですか?
「-나요」「-ㄴ가요」がある。目上の人には「-ㅂ니까」「-십니까」を用いる表現もある。

あるのですか?

있나요

있는가요

行くのですか?

가나요

가는가요

食べるのですか?

먹나요

먹는가요

◆ひまわり(向日葵)
해바라기。語源は「해(太陽)+바라다(願う・望む)+기(名詞化語尾)」にある。「바라다」語源でもう一つ。「見渡す」は「望んで見る」,すなわち「바라보다」になる。「南山タワーは市内を見渡すことができる」をハングルで書くと「남산 타워는 시내를 바라볼 수 있어요」になる。

◆「冷たい方がおいしい」
韓国語では「冷たいものがおいしい」という。편はほとんどの場合で日本語と同じように使えるが,中には例外があるので注意したい。
×찬 편이 맛있다
○찬 것이 맛있다

◆「行った方がいい」(→行くのがよい)
「가는 게 좋아요 」。逆に韓国人が同じような表現を言うとき「行くのがよい」とそのまま言う人がいる。さほど不自然さは感じられないが日頃から正しい表現を身に付けたいものだ。

◆円いのですか?
「~のですか」表現の続き。「円い」は形容詞「동글다」だが,「-ㄴ가요」語尾にはㄹ脱落の原則があるので「동근가요?」になる。

◆できない
「できない」の意味を表す単語は「못」と「안」の2つあるが,「못」は意志があるができない場合,「안」はもともと意志がない場合に使う。

◆「汗が出る」
「땀이 나다」

◆「天気が晴れている」
「날씨가 맑다」
※「晴れてくる」は「맑아진다」

◆「私が使うものなのですか?」
「제가 쓰는 건가요?」または「제가 쓰는 것인가요?」

◆もともと[副]
원래。[元来]の漢字語。

◆「彼と関係がありません。」
「그 사람 과는 관계가 없어요.」日本語を意図的に「と」にしてみたが,韓国語に直す際は「とは」とすること。

◆このくらいです。
「이 장도 예요.」

◆「真昼に」
「한낮에」※時制を表す名詞は「에」を付けた形で使うことが多いので,「에」を付けて覚えておくこと。

◆日傘
「양산(陽傘)」
※「傘を差す」は「우산을 받다(쓰다)」
※「傘を開く」は「우산을 펴다」
※「傘を畳む」は「우산을 접다」

◆「~ではないでしょうか?」
「~ 아닌가요?」

◆「ないのですか?」
「없은가요?」

◆「麦わら帽子」
「밀짚모자」という。語源は「밀(참밀の縮約形・小麦)+짚(藁)+모자(帽子)」にある。「麦わら」とふつうに言いたい場合は「밀짚」という。

◆「大きいと言うより広いです」
「크다(고 하기)가 보다 넓은 거에요」と書く。

◆「砂」
「모래」と書く。「모레」は「あさって」の意味。要注意。